《コロナ禍での泌尿器》
まだまだ暑さが残っています。例年であれば夜間頻尿も幾分軽くなる時期ですが、今年はそうでもありません。よく患者さんから聞くのは、外出の機会が減って、家にばかりいるから、ということです。確かに、夜間、尿量を減らすためには、昼…
まだまだ暑さが残っています。例年であれば夜間頻尿も幾分軽くなる時期ですが、今年はそうでもありません。よく患者さんから聞くのは、外出の機会が減って、家にばかりいるから、ということです。確かに、夜間、尿量を減らすためには、昼…
暑さを感じる季節になりました。通常でしたらこの時期は尿量も減って、排尿回数も減るのが普通です。しかし、中には真冬とほとんど変わらない人もおられます。こういう方の尿をみると、通常の尿に比べ色の薄い方も少なくありません。尿の…
昨年は、新型コロナ感染症に振り回された1年でしたが、泌尿器科では特にこれに関連する疾患を診ることはありませんでした。ただ、人の交流によって生じる疾患、例えば性病は激減しました。海外旅行や海外からの観光客の激減、また風俗店…
まだまだ寒い日が続きます。この時期煩わしいのは夜間の頻尿でしょう。元来、人間には睡眠中は排尿で睡眠を中断しないように、様々な機能を備わっています。睡眠中は、腎臓から、できるだけ水分を分泌することで膀胱に負担をかけないよう…
過活動膀胱の治療薬には2種類あります。抗コリン剤とベータ3作動薬です。どちらも過敏になりすぎた尿意を抑えるという点では共通ですが、失禁を抑えるメカニズムは別です。抗コリン剤は収縮し失禁に至りそうな時、排尿筋に抑制をかけま…
たまに、膀胱が硬くなったといって受診される方がおられます。症状を尋ねてみると頻尿、尿意切迫感を主とするいわゆる過活動膀胱です。慢性の膀胱炎や放射線治療の後など膀胱の筋肉が弾力性を失って硬くなることはあります。こういった場…