《排尿困難》
桜前線も北上を始めるようになると,寒さも和らぎ、頻尿、尿意切迫感といった過活動膀胱症状も軽快し、内服薬も減らせる方もおられます。しかしながら、前立腺肥大や、神経因性膀胱による排尿困難がベースにある方は排尿しても膀胱を空にすることができないため,直ぐにまた尿意を感じたり、夜間何度も起きてトイレに行かなければなりません。こう言う方の場合は、出にくい尿を出せばよい、ためにくいものをためればよいといった単純な対応にはならないため、御本人の満足感はなかなか得られません。出したいときには出し、休みたいときには休むといったオンデマンドの対応ができればよいのですが御本人の理解と協力が必要になる場合もあります。
(2025.4)