普通、人間は寝ている間は水分を補給しなくてよいように、また排泄のために睡眠を中断しなくてよいようにできています。
また、睡眠も持続することでその質が確保され、昼間の自律神経の働きにも好影響をもたらすようです。
睡眠が持続することで腎臓からの水分の分泌は減少し、膀胱の容量が大きくなることにより正常な場合は水分補給や排尿の必要なく朝を迎えることができます。
50歳を過ぎてきますと、睡眠が持続しにくくなり、膀胱容量の減少、男性は前立腺疾患で排尿しても全部出しきれない、食生活の変化、運動量の減少、昼間の高血圧、腎族、心臓の働きの低下などにより、夜間頻尿で悩む人が増えてまいります。子供と違う点は、膀胱に尿がたまると寝ていることができずに目を覚ましてしまいますので、夜尿症ではなく夜間頻尿となることです。膀胱に尿がたまると睡眠を中断して排尿のため起きるという反射は、一旦成立すると一生無くならないものです。