最初に受診された時に、おむつをしているお子さんは正直歓迎です。
理由は私自身のためですが、夜間尿量を正確に知ることができ、それによって薬の効果も正確に判定できるという利点があります。
ただ、いつまでもそれに甘えているわけにはゆきません。
おむつを外すことで確実にお母さんの負担が増えます。
生活の工夫や、薬を使ったりで、ドライデーが50%程度見られるようになった頃を見計らって、お母さん、そしてお子さんご自身と相談して、おむつを外します。
正確なデータは取れなくなりますが、通常それまでのデータで、その子のパターンは把握できる場合がほとんどです。
なによりおむつを外すという、ことを通じて、おしっこは布団の上ではするものでないということそしてお子さん自身がこれからは治療の主役になることを自覚してもらいます。