生まれてからずっとおねしょが続いている場合がほとんどですが、中には幼稚園から小学校に上がる頃に半年前後の間おねしょが一旦止まって、その後また始まったようなお子さんが居られます。
前者が1次性夜尿と呼ばれているのに対し後者は2次性夜尿と呼ばれております。
全体のうち約15%が2次性夜尿と考えられております。
一旦、膀胱用量、夜間尿量のバランスが取れたお子さんが再び崩れたわけですから、何か原因があると考えられるのが普通です。
同胞の誕生、両親の離婚などといった家庭内の問題から、他の病気での入院手術、事故といった明らかにきっかけや原因を推測できる例もありますが、むしろその原因が親御さんにも思い当たらない例の方が多いようです。
明らかな原因が思い当たらなくても、尿路感染症や脊髄の異常などなど、表面に現れない先天的な病気が原因となっている場合も考えられます。
おねしょが再発した頃に、一見おねしょとは関係ないような変化でも何かなかったか、親御さんの細かい観察が参考になることがあります。