神戸 須磨区にある泌尿器科で、性病・ED(勃起障害)・夜尿症(おねしょ)を専門としております。

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《通勤途中の頻尿》

例年であれば、夏の間は気にならなかった頻尿、尿失禁といった蓄尿症状が再び気になる時期ですが、今年は異常に長い夏で、そういった蓄尿症状を訴える方の出足も遅いようです。
夜間睡眠中水分補給はできません。また、排尿のため睡眠を中断しなくても良いように、抗利尿ホルモンが分泌されて腎臓からの尿の産生を抑えています。明け方になると抗利尿ホルモンの分泌は低下し、朝食で水分も補給され、夜間抑えられていた尿の産生は活発になります。このリズムは健康であればこその正常なものですが、朝の通勤時間と重なりますので、長時間の通勤をしておられる方にとってはやっかいなことで、この初秋の季節から来年暖かくなるまで悩まされることになります。過活動膀胱治療薬は膀胱の容量を増加するものですが、この場合の頻尿は尿量が増加することによるものですので、別の対応が必要です。
(2023.10)