おねしょ治療のゴールは、膀胱におしっこがたまったら睡眠を中断して起きることができるようになることです。成人して、40歳代ころまでは膀胱機能も人生の中では最も充実した時期ですので、通常は大きな不自由は感じませんが、年齢とともに、前立腺肥大症や膀胱機能に不具合が生じてきます。夜寝ている間に作った尿を起床までためきれないということも起こってきます。子供のころは気づかずにおねしょをしていたわけですが、一旦できた膀胱の充満が覚醒をもたらすという反射は、なかなか頑固で、多くの方は夜中何度も排尿に起きてしまい、夜間頻尿として自覚します。尿意のために何度も睡眠を中断されることは極めて煩わしいことです。こともの頃のように、おもらしをして寝ていることげきれば焼くかもしれませんがそうも行きません。