神戸 須磨区にある泌尿器科で、性病・ED(勃起障害)・夜尿症(おねしょ)を専門としております。

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ガラス細工 その1 2014年11月

 1日の約3分の1の睡眠中排尿時起きず、尿をもらしもせずに朝を迎えるためには、熟睡することで脳下垂体から分泌される抗利尿ホルモンの働きで尿量を少なくし、また、睡眠中には自律神経の働きで膀胱容量が最大になるように調整されます。

それでも膀胱容量を上回る尿が睡眠中にたまりかけた場合には、膀胱から脳に刺激が行って睡眠を中断します。

こうした排尿、蓄尿に関する神経、臓器がガラス細工のように組みあがって初めて夜おもらしをせずに朝を迎えることができます。

われわれ泌尿器科医の目から見ると、夜尿症のお子さんをお持ちのお父さん、お母さんは多くの場合30歳台で、こういった働きが人生の中では最もうまく作用している時期でもあります。

ご自分たちにとっては何の問題も無く出来ることをなぜ我が子ができないのか、歯がゆくも感じられると思います。