初めて我々のところを受診される場合、おねしょの頻度もまちまちです。
毎晩、しかも一晩に2-3回という方から、月に数回、といった程度の方もおられます。
薬を使うにしても、おねしょの頻度が半分程度であれば、内服した薬も半分は無駄ということにもなります。
おねしょをする晩としない晩が半々といったお子さんの場合は、膀胱の容量、夜間尿量のバランスがほぼ取れている場合が多く、また、おねしょをした後の気づきも見られる場合がほとんどです。
おねしょをする晩はしない晩に比べて夜間の尿量が多いことが多く、夜間の尿老は昼間の生活である程度コントロールもできます。
生活習慣の改善や、おしっこがたまったら目覚めてトイレでするようさらに習慣づけをする、いわゆる、行動療法を中心におねしょからの卒業を目指すことになります。